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Sorry if this is long but I need it translated, please.
だが、その前に。イヴァラージェは思い出した。感情を得た事で知性も急速に育っている。そのお陰で、自分が捨てられたのだと理解したのだ。寂しい。悔しい。許せない。かつて、完全無欠の〝全なる一〟だった時代があった。満たされていた。知性も感性も感情すらないイヴァラージェは、不安や不満もなく退屈だと感じる事さえなかったのだ。それなのに──半身が欠けた。夢のような万能感は消え去り、先の視えぬ現実に晒されてしまう。それでもイヴァラージェには知性がなかったので、不満を感じる事もなかったのだが……ふと去来する喪失感──寂しさだけは、何をしようとも打ち消すことが敵わなかったのだ。〝憎悪〟という感情を得た事で、イヴァラージェの感性が花開く。明確な意思を持つ悪意の化身として、イヴァラージェは遍く世界にその存在を誇示しようと考える。